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コンピスという名前

コンピスは、スウェーデン語で「友達」という意味です。
昔から私たちはワンちゃんたちのことを「最良の友」と呼んできました。しかしはたして彼らは私たちのことを最良の友と思ってくれているのでしょうか。彼らの友であるためには、私たちはそうであるための振る舞いをしなければいけません。暴力や理不尽な要求ばかりするものが友でいられるでしょうか。
コンピスは、これから先、私たちとワンちゃんたちがお互いに最良の友であり続けてほしいという願いを込めた名前です。

コンピスが提供するワンちゃんの飼い方や接し方は、以下の方針に従って提案いたします。

コンピスは上下関係(主従関係)を築きません

上下関係を築こうとする接し方が、ワンちゃんを攻撃的にしてしまいます。行動学全般の発展により、ワンちゃんの接し方の考え方は大きく変わりました。世界的に見たドッグトレーニングの現在のスタンダードは、上下関係を築くという考え方から完全に離れています。コンピスでは、上下関係という考え方から派生した、アルファシンドローム、権勢症候群、リーダーシップといった言葉も一切使用しません。

上下関係に関する各団体の表明

これらの団体は、上下関係というものには科学的な根拠はなく、犬たちの不適切かつ非人道的な接し方につながる可能性があり、それにより問題行動を重篤化させる危険がある、という理由から上下関係という考え方に反対しています。

コンピスは体罰に反対します

叩いたり蹴ったりすること以外にも、リードを強く引きワンちゃんの首に強い刺激を与える方法、大きな音や刺激臭の散布でワンちゃんを驚かせる方法など、ワンちゃんに苦痛や恐怖を与える方法すべてに反対します。

体罰に関する各団体の表明

コンピスは心理学に基づいた方法を提案いたします

コンピスが提案する犬の飼い方・しつけ方の特徴は、上下関係を築かない、体罰を一切おこなわないというものです。

これを実現するためにコンピスでは 行動の法則を活用した方法 でワンちゃんの行動と向き合います。 

動物は、行動した直後に何かが起こるとその行動を繰り返すようになったり繰り返さなくなったりします。このような行動と環境変化の関係性には法則があり、研究によって明らかにされたそれらの法則を日常生活の中に応用していくことで、飼い主もワンちゃんも楽しく有意義に暮らしていくことができます。 このような考え方で行動的問題と向き合う方法を 行動療法 と呼びます。 

行動療法では 正の強化 という考え方をとても大切にします。正の強化とは、環境の影響を受けることによって行動が持続したり発展したりする出来事で、これが豊かな暮らしに繋がっていきます。

応用行動分析学(ABA:Applied Behavior Analysis)について

ABA(応用行動分析学)は、行動研究によって明らかになった理論を基礎として、それを応用し社会の問題と向き合うことを目的とした行動療法の1つです。

その特徴は環境に着目することにあります。個人を取り巻く環境を工夫することで、個人の行動に影響を与えるアプローチで、特に発達障がい児・者への適切なスキルの獲得や問題行動の低減を目的に実践されています。またそれだけにとどまらず、ABAは学校教育やスポーツ,医療やビジネスなど,さまざまな分野で現在用いられています。

ABAを参考にした犬の飼い方やしつけ方をブログで紹介しております。興味のある方は是非ご覧ください。

コンピスは動物福祉に沿った提案をいたします

幸せは目に見えるものでも手で触れるものでもありません。そのため個人によって幸せの基準は異なります。どんなに劣悪な環境でワンちゃんが飼われていても、その飼育者の価値観によって「幸せである」と判断されれば、それまでです。そこでコンピスはワンちゃんの幸せの基準を動物福祉の「5つの自由」に定めています。5つの自由とは、人間に飼育されている動物たちの福祉を守るために作られた国際的な指標です。

動物福祉「5つの自由」

1

飢えと渇きからの自由

2

不快からの自由

3

痛み、負傷、病気からの自由

4

恐怖や抑圧からの自由

5

自由な行動をとる自由(正常な行動を表現する自由)

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