犬にも前置きが大切です。
人に何かを伝える時、いきなり本題から入ると驚かせてしまうかもしれません。
相手に不快感を与えしまうかもしれないと、皆さんは前置きの言葉を添えるのではないかと思います。
すでにご存じのことと思いますが・・・
お忙しいところ恐れ入ります・・・
お気持ちはわかるのですが・・・
というようなクッション言葉を添えますよね。
話しかける時に一言添えるだけで、本題にスムーズに入りやすくなります。
こういった「前置き」を愛犬との接し方の中にも取り入れてみてもらいたいのです。
犬は突然の出来事が苦手です。
特に怖がってしまう子や警戒しやすい子は、突然のことで驚かせてしまい、それが唸ったり噛みついたりする行動に繋がります。
例えば、体を触られることに少し苦手な様子を見せる犬がいるとしましょう。
そういった子の体を触る時、いきなり手を出して体をつかもうものなら当然警戒させてしまいますよね。
そんな触り方をしていると、簡単に飼い主の手を噛みつくようになってしまいます。
犬の体を触る時、これから触りますよという「前置き」を取り入れてみてください。
まず犬の前に手をゆっくりと差し出します。これが前置きです。
犬がその手の確認してから、ゆっくりと手を動かし体を触ります。
これだけで犬の受け入れ度が変わりますよ。
これは体を触ることだけに限りません。
例えばブラッシングです。
ブラシをいきなり体に当てられブラッシングされると、多くの犬が「え!?なに??」という反応を示します。
まずブラシを犬に見せてニオイを嗅がせ確認させてから、ブラシをゆっくりと犬の体に当てるといいでしょう。
特にはじめての出来事の時はこの「前置き」を意識してみてください。
犬の受け入れ方が大きく違ってくると思います。
ぜひ試してみてくださいね。